英語力アップ

何もする気になれない

結局、自分ができるやり方でしか勉強できない

モチベーション不足の人に「ハンバーガー勉強法」

例えば、良いとされる参考書を毎日集中して3時間取り組めば、スコアは確実にアップする。しかし、それが中々できない人も多いのではないだろうか。かく言う私も、そうした一人であった。そこで、私が取り入れた勉強スタイルが「ハンバーガー勉強法」である。これは、ターゲットのテキストを5分勉強したら、間に英語版漫画を1Pだけ挟み、また5分勉強する、と言うものである。これを永遠と繰り返す事で、英語の学習時間を確保すると言う方法である。

私は、大学1年生の4月にTOEFL530点を目指し、本格的な英語学習を開始した。目標スコア達成まで、毎月試験を受験した。始めの数ヶ月は、順調にスコアが上がっていき、その後数点しか上がらなくなってしまった。理由としては、英米科所属ではあったものの、訳あって英語系の講義が全体の半分程度しか取ることができず、英語に触れる時間が少なかったからではないかと思う。

大幅なスコアアップの契機となったのが、夏休みに250時間の英語学習を目標としたことである。この時、私はモチベーションがほとんど0に近く、いわゆる燃え尽き症候群のような状態であった。それでも、5分くらいであれば集中力を保つ事ができた。その時考案したのが、この「ハンバーガー勉強法」である。学習時間をストップウォッチで測り、エクセルで時間管理を行うことで、努力を見える化する事も重要だ。詳細な方法は「圧倒的学習量を生むツール」で紹介している。

圧倒的学習量を生むツール

この夏休みの250時間の英語学習を通じて、一つ気がついた事がある。それは、30時間の学習を終える毎に、過去問の点数が飛躍的に伸びた事である。その時、学習時間とスコアアップの相関関係について、実感を持って確信した。その後の試験では、毎回スコアがアップし、学習を開始してから8ヶ月後の11月には、目標のTOEFL530点を超え、550点を取る事ができた。このスコアを以って、所属大学の奨学金と日本政府の奨学金を得る事ができた。これらはともに返済不要の奨学金であり、実質無料でアメリカ留学を果たした。

ハンバーガー勉強法では、5分の勉強の間に、英語版漫画ではなくオンライン英会話を挟む事もあった。フィリピンやセルビア人の先生を選ぶ事が多かったが、硬めのテキスト音読が入ったレッスンでは、アカデミックな語彙を伸ばす事が出来る上に、英語学習を確実に前に進める事ができた。もちろんフリートークを選ぶ事もあり、1日に8レッスン入れることもあった。

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アメリカへの交換留学が決まった後に利用したのは、ライティングの校正とスピーキングのレッスンが受けられるオンライン英語サービスである。留学先の大学では、自分が現地のアメリカ人学生と同じ講義を受ける事が決まっていたために、ライティングとスピーキングの両方をバランスよく向上させる必要があった。こちらのサービスは、英文の校正をリーズナブルな価格で提供している点がポイントで、スピーキングもセットになっている点が他のサービスとは違う。リーズナブルと言っても、大学生には少し高いかもしれない。しかし、他のオンライン英語サービスで、英文校正を提供しているところはもっと高額で、毎日の練習にはとても利用出来ないものが多い。無料体験も提供しているので、試してみてほしい。

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モチベーションが0でも、ハンバーガー勉強法なら取り組める。やり方は「5分勉強したら、英語版漫画を1P挟み、また5分勉強する」サイクルを永遠と繰り返す。漫画の代わりにオンライン英語教室を利用する事もあった。英語学習を30時間終える毎にTOEFLスコアがアップした。学習時間はストップウォッチで測り、努力を見える化させる事も重要。時間管理はエクセルで行う。

【思い出の一枚】

ガラス細工のクラスで、自分が手掛けた作品の作成過程の様子。特殊な釜を使用し、ガラスのコップを、ドロッピングと言う技法で作成した。使用している型は粘土で作ったお手製である。中央に開けた穴に、溶けたガラスが入り込み、理想的な形になったところで加熱を止める必要があった。留学先の大学では、芸術とビジネスに力を入れており、芸術専攻の生徒の中には、実際にプロのアーティストになる学生もいた。
ABOUT ME
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大学3年生の時、奨学金でアメリカ長期留学を実現。経済、ビジネス、芸術などを学ぶ。春、秋ともに留学先の大学で学部長賞を受賞。英語スピーチコンテストで優勝経験あり。現在は企業に就職し、翻訳、通訳を含む業務に従事している。 学生時代の英語スコア ◾️TOEFL550(大学1年次) ◾️TOEIC915(大学3年次) ◾️英検1級(大学4年次)