「TOEFL試験中に眠くなります」
TOEF L(ITP)には2つのレベルがあり、本科留学に必要とされるTOEFL550点は、レベル1の試験を受ける必要があります。Level2(初級~中級)の試験が約70分であるのに対して、Level1(中級~上級)は約2時間の長丁場の試験です。多くの受験者が、途中で眠たくなってしまい、時間内に問題を解き切る事が出来ずに「色塗り(残り時間数分前に、ランダムにマークシートを塗りつぶす)」してしまう経験をした事があるのではないかと思います。眠くならないようにするためには、問題が解けるようになるしかありません。問題が解けると楽しいです。なので眠たくなりません。ここでは、TOEFLの全問題を時間内に解答するために必要な読む力の育て方を解説します。
「読む力」を育てる
- 読むべきポイントを外さず読む(スキャニング)
- 音読しながら、早く読む、多読のススメ
1.読むべきポイントを外さず読む(スキャニング)
英語の文章は、書き出し部分に結論が書かれている事が多いです。その後、それを説明する詳細な文章が続く、という構成をイメージしながら読むと、しっかり読むべき所とざっと読めば良い所が感覚的に分かってきます。TOEFLはとにかく時間との勝負です。限られた時間の中で、全ての文章を精読する時間はありません。かといって、適当に読み飛ばしていると解ける問題も解けません。そのため、必要な部分をサッと読むスキャニングのスキルが必要となります。それでは、どのようにしてこのスキルを伸ばすのか?それは、必要に迫られてやるしかないと思っています。
大学2年の時です。ある講義で、毎回硬い文章の洋書を1〜2章読んでくる課題が出ました。当時、フル単(受講できる単位数MAXで講義を入れる)の状態で、他にも単位の出ない活動を3つ行なっていました。大抵、洋書の課題は講義の1日前に行なっていたのですが、1〜2章読むとなると2時間くらい必要でした。しかも、読んだ内容からディスカッションを行うため、要点をメモする必要があります。ちなみにこの課題を真面目に行なっていた学生は私一人でした。だけど、そのおかげでそれっぽいスキャニングが出来るようになり、TOEFLハイスコアへと繋がりました。
2.音読しながら、早く読む、多読のススメ
みなさん、洋書を読みましょう。結局、読むしかありません。おすすめは、英語がレベル分けされている*ペンギンリーダーズ(現在はPearson Readersになっている)です。とにかく、自分がスラスラ読めるレベルの本から始めるのが成功のコツです。その際、音読しながら、早さを意識しながら読むと良いです。部分的に理解出来ない文章があっても、全体的に意味が掴めればOKです。ほどほどの理解を目指して行きましょう。そんなので将来大丈夫?と思われる方もいるかもしれませんが、まずは本科留学に必要なTOEFLスコアの獲得に集中しましょう。将来就職して、実際に英語を使う事になった時には、仕事で使われる語彙はもっと限定されると思います。そのフェーズでは、自分の使う英語群をしっかり勉強し直せば大丈夫です。
読む力を育てるには、たくさん本を読むしかない。本番では2時間の制限時間があるが、試験前は無制限で学習できる。日々の取り組みは、本番に向けての予習を行なっていると考える。予習を大量に行えば、試験で高得点が出る。
【思い出の一枚】

で
