「TOEFLのリスニング問題が壊滅的です」
リスニング問題は、選択肢を先読みする事がポイントになります。私も、もし選択肢を先読みせずに、音声を聞いてから選択肢を読んで選ぶ、としたら大分スコアが下がると思います。そのため問題を解くにはリーディングの速読スキルも必須となります。もちろん、ベースとなるリスニングスキルは必要なので、ここでは聞く力を育てる方法について解説します。読む力は「勉強方法:読む力」で解説しています!
「聞く力」を育てる
- 隙さえあればPodキャストを聞く
- 英語吹替版のアニメを活用
1.隙さえあればPodキャストを聞く
一番の理想は、文字情報と音声を一致させながら音を覚えることです。だけど、なかなか出来ません。飽きてしまうからです。そこで、そういう練習ができない時は、とにかく英語の音声を聞く習慣を付けましょう。その際、イヤホンを使用する方が効果的です。また、掃除をしながらや、歩きながらなど、頭を使わない系のながら学習では一定の効果があります。効果が期待できる英語のPodキャストは、聞いていて内容が分かるレベルのものになります。おすすめのポッドキャストは次の通りです。
おすすめポッドキャスト
- Huberman Lab Podcast アメリカ・スタンフォード大学の神経科学者アンドリュー・ヒューバーマン博士のポッドキャスト。科学的な情報を、多くの専門家をゲストに招いて情報発信している。
- The Mel Robbins Podcast メル・ロビンズは、自己改善や行動変革に関する専門家。アメリカの著名なモチベーショナル・スピーカーであり、作家でもある。ポッドキャストのトピックは「悩みとの向き合い方」、など人生を変えるためのマインドセットがテーマとなることが多い。
- France 24(動画ニュース) フランス24は、フランスの国際ニュース専門チャンネルで英語で放送されています。私は現役時代、このニュースをポッドキャスト代わりに聴いていました。アメリカのニュース番組も試した事があるのですが、CMが多過ぎるため断念しました。その点、こちらの番組はCMがなく(たまにお天気情報が入ります)、数十分で同じ内容を繰り返し放送するため、耳を慣らすのにも適しています。
- BBC documentaries(YouTube) こちらも動画ですが、ポッドキャストとして活用出来ます。内容は多岐に渡り、アカデミックな語彙も豊富に使用されるため、全体的な英語力アップにも効果的です。

2.英語吹替版のアニメを活用
英語学習の壁の一つに「継続の難しさ」があります。ある程度英語が分かり始めるまでの、基礎練に当たるフェーズでは、英語の勉強が単調になり、学習を習慣化させる事が困難な場合があります。そこでオススメしたいのが、英語吹替版のアニメ(日本語字幕無し)です。いくつかオンライン動画配信サービスがありますが、機能とコストの面でNetflixが1番優れています。他にはYoutubeで無料で視聴できるアニメを探してみる方法もあります。アニメだからと言って侮ってはいけません。アニメに出てくる英単語は、堅い文章でも使われるものが沢山含まれています。例えば、進撃の巨人で出てくる「立体機動装置(Three-Dimensional Maneuver Gear )」では、立体(機動装置)→三次元(機動装置)→three dimensional」と言った具合に、難しい単語も抵抗なく学ぶことができます。社会人になってからアニメで学んだ単語が役にたったのは「ACCA13区監察課」で主人公のジーン・オータスの仕事内容である「監査(Audit)」が海外ゲストを招いた会議中に出てきた時です。この時は、本当に助かりました。自分の日常生活に無縁と思われる「監査」のような単語も、アニメなら自然と触れることが出来ます。Netflixで視聴可能な英語版アニメは「圧倒的学習量を生むツール」で紹介しています!

Podキャストなら、ながら学習でも効果が期待できる。英語吹替版アニメでは難しい語彙も抵抗なく学習できる。アニメで学んだ単語がTOEFLや実際の国際会議で出てくることもある。
【思い出の一枚】
